外壁にクラック! 施工不良? 原因究明です

2014.05.22| 社長ブログ

こんにちは!朝日夢工房の朝日です。

徐々に暑い日が増えてきたように感じます。ですが今年はエルニーニョ現象とかで冷夏になるようですね。暑くなればそれだけで景気も上向くといいますので良いことなのですが例年のような暑さは勘弁してもらいたいものです。

そんな暑さにうってつけなのが弊社の断熱性能です!

 

そうそうな暑さにもびくともしません。なんてたって真夏でも小屋裏部屋が暑くならないんですから。

 最近断熱材のセルロースを各社採用してきているようです。理由は断熱性能が断然良いということと、エコロジーだからだと思います。ただそれだけでも従来の断熱材を凌ぐのですが弊社外壁のフォルテを組み合わせた時には無敵の断熱壁が構築されます。

私が一番おススメする外壁構造。

 サイディングやALCパネル等は工場で生産されたものを現場で張ってゆきます。工期も工数も少なくて済む画期的な工法なのですが、経年すると幾つか問題が生じます。サイディングに関しては先ず目地のシーリング。10年も経過すると痩せてひび割れますので再施工しなければなりません。次はパネルの波打ち変形。これは厄介でジョイント金物から外れることもあり再施工が困難(下層から張り上げ、ジョイントは嵌め合いになっているので中間パネルが外せない)なのと年数がたつと同じ商品が存在しないこともざら。その場合一部分だけ違うパネルを貼ることになってしまいます。そして表面塗装の引け。工場でまるで石目調とかタイル調に塗られたものを同じように塗装できないので塗り替えはベタ塗りとなってしまいます。次にALCパネルですが、サイディングのようなパネル自体の変形や割れはほとんど起こりません。ただしジョイントのシーリングは同じように劣化するのでシール打ちかえと塗膜防水の再塗装が必要になります。

最後に両者ともに外的要因からの影響では地震等揺れによるクラックです。311地震の時は多くの亀裂が入っているお宅を見かけました。外壁が割れると雨水が入り、放っておくと躯体、断熱材に対して良くありません。

外壁フォルテは上記の問題点をほぼ解決した材料です。

「割れにくい」

「色引けしずらい(といってもメンテナンスは必要です)」

「目地シーリングが無い」

「外断熱外壁」

といった特性をもっています。

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外壁なのにグニャリと曲がります。(ですので地震で揺れても割れない)

しかしこのフォルテ、本領を発揮させるために施工は細心の注意が必要なのです。

 

 

今回はその施工で起きた問題をあえて報告いたします。

富士宮U邸

二年前にお引き渡ししたU様邸物件です。

 

一年点検を終えた時には見当たらなかったのですが私が昨年末ご挨拶に伺った時に玄関ポーチ上部に小さなヘアクラックを見つけました。

 

クラックしないはずの外壁なのに何故・・・

他のお引き渡し物件は全く出ていません。

 

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(画像はクラックが広がった後、雨水流入防止の為に応急でシーリングをした時のもの)

その後様子を見続けると徐々に広がってゆきます。

 

施工不良であるのは明らか。 

職人を交えて緊急会議を開き、原因となろう要素を洗い出します。

 

フォルテの下層には防水紙があるので万が一雨水が流入したとしても躯体に廻ることはありません。ですが兎に角このまま放っておく訳にいきませんので原因を突き止めつつ再施工を指示。

 

お施主様のご都合と合わせ外部足場を設置させて頂きいよいよ調査。

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直ぐに原因がわかりました。

フォルテを貼り、左官で仕上げ材を塗りあげる工程の途中メッシュシートを入れるのですがクラック部分には存在していません。

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念の為周辺も調査。

しっかりとメッシュが入っていることを確認しました。全外壁を見てもクラックはありませんし

 

当時細心の注意を払い施工、私も検査もしたのですが完全な見落とし。それは玄関という開口部で足場が変形し、足元より下になってしまったこの部分を見落としてしまった。

反省します・・・

本当に、   すみませんでした。

 

 

今後はこのようなことが起きないよう、より注意を払い施工、検査を進めます。

 

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外壁一面塗り直して施工完了。

ご迷惑をおかけしました。

U様、今後とも宜しくお願い致します!

 

 

 

 

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