住宅設計 基本プランニングを進めるコツ

2015.06.30| 社長ブログ

こんにちは。朝日夢工房の朝日です。

 

「プランニングを進めるコツ」のお話です。

プランニングとは基本計画で規模、形状、間取りを形成する作業です。

建設予定地のなかに最良と思われる形状と位置で大枠をつくりその中に要望希望を織り込んだ設計プランを書き上げます。

その際最低限必要な情報として、

1、立地の内容(その土地に建築物を建てられる法的要素)

2、接続道路

3、土地の規模形状

4、方位

5、希望の間取り

6、必要駐車台数

7、近隣建物状況

と、以上が最低限必要な情報群となります。

 

作業の進め方としては

先ずは立地を確認してから現地を実際に見ることから始めます。

 

次はその情報をもとに様々な要因を落とし込みます。

希望する間取りの一覧から日当たりが必要な部分と不要な部分を分けます。

それぞれの要素のおおまかな位置を決めて間取りの基本を作ります。これをゾーニングといいます。

このゾーニングエリアを間仕切りで仕切り図面化させてゆきます。

 

2階へのアクセスをどこにするか。

これも要となってきます。

 

ちなみに階段は南側にすることで1階への日射を取り入れる間取りを構成できます。

かわりに日照の良い条件スペースを割くことになり、居室などの位置に縛りが発生してきます。

 

日照の良い場所については順番に南面、東面、西面となりますが日照が強いと日射熱の影響と日焼けの原因を発生してしまいます。

居室を出来るだけこれらの方位に設置し、水廻りを他の外壁面に設置します。他のスペースはその内部に出来るだけ動線が交差しないように設置します。

これら様々な要因が複合的に絡み合い設計図が出来上がってゆきます。

 

住むご家族が居ない前提ですとスルスルまとまります。

これは建売などに見られる間取りに近い設計になります。

これらは生産性と作業性が重視されてしまうケースが殆どではないでしょうか。

 

土地もご家族も一つとして同じものではありません。

 

ご家族に合わせた住み易い間取り設計をするのが設計業。

我々の醍醐味でもあります。

 

 

そこで重要なコツとは。

「ヒアリング」だと私は思います。

 

ご家族の生活スタイルや要望希望、想定している家具や衣類などのボリュームなど・・・

まだ住んでいない住宅ですから漠然としていて当然です。

なんとなくで構いませんので色々と伺わせていただきます。

 

この情報を砕いて収納スペース規模、生活スタイルからの動線、室内家具の置き場所を仮決めして開口部の位置と大きさを検討しプランに落とします。

これらの作業がまとまるとプランニング完成です。

クライアントにコンセプトを伝えて打合せがスタート。

こうして個性豊かな間取りが出来上がってゆきます。

勿論予算に見合う形状なども考慮するのでご安心を。

 

 

あとは「集中」でしょうか。

 

この作業は集中しないと進みません。

パズルと同じ感覚です。

ですの途中作中断すると、頭が再始動するのに時間を取られてしまうのが辛いです。(私は能力が低いので尚更!汗)

 

 

 

 

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