チキュウミテキタ

2018.03.09| 社長ブログ

こんにちは、朝日夢工房の朝日です。

 

昨夜はかなりの暴風雨だったらしく、防音性能40db減衰の我が家でもサッシを叩く僅かな雨音が気になりました。

 

このお湿りで植物たちは一斉に芽吹くことでしょう♪

 

(花粉がなければ憂いなしなんですが・・・笑)

 

 

さて。

 

ちきゅう見学してきました。

 

みなさん、ご存知ですか?

 

ちきゅう

 

地面、ではなく・・・

 

 

これだ!

 

 

 

 

どーん。

 

海洋深部探査船「ちきゅう」デス

 

 

皆さん夜間沿岸部を走っている時、駿河湾の真ん中あたりに浮かぶコンビナートみたいな光の物体を見たことありませんか。

 

以前から気になっていたところ、その存在を311震災を機に読み物で知り、時折清水港に接岸している光景を時折みかけていました。

近くで見たいなぁと思っていたところ、ご縁がありこの度見学することができることになりました。

 

このお方のお陰で・・・

義夫先生、有難うございました。

 

 

さて、見学ですがエントリーには個人情報は必須。

 

入船はおろか、埠頭に立ち入るだけでもチェックが入ります。

 

乗船時、客船ではないのでいたるところに気を付けてくださいと、案内のもと急勾配でグラグラな乗船用階段を登り、いざ船内へ。

 

当たり前ですが船、船内ともに鉄板で作られている光景は、建築屋としては違和感MAX。

一緒にいた電気屋さんもコンセントの取り付け方に違和感が!

と叫んでいました。

 

で、集会室に一旦集まり、この船のオーナー企業であるJAMSTEC、地球深部探査センター長の倉本氏より概要説明を受けます。

 

 

スペックから・・・

 

もともと移動は重きにおいていない船で、巡航速度は遅いとのこと。

自転車程度の速度と言っていました。

 

その出力値で気になったのがKw。

 

電気自動車でもあるまいし、なんやろな、とお話を聞くにつれて判明してゆきます。

 

 

で、ここで話を少し巻き戻しますね。

 

このバカでかい海に浮かぶコンビナートのような船の存在を知ったのは10年以上前に遡ります。

地球に穴を掘って地質を調査しているということを後々知りました。

 

私たちの業界でいう、いわゆるボーリング調査をする船です。

 

理屈は簡単。

 

でもね。

 

海に浮かびながら深い海底の一点を深く掘削し続けるんですよ、こやつは。

 

潮流もあるし、波もある。

 

そう、どうやって船体を固定しているのかずっと気になっていたんです。はい。

 

それがこの説明で判明しました。

 

画像にある「アジマススラスタ4,200Kw」

 

これがカラクリです。

 

船底は真っ平でその底部には人の3倍程もある大きな電動スクリューがついており、360°回転しながら出力をコントロールして海上のある一点に留まり続けることができるらいしいんです。

船体は巨大ですからその出力も半端なく、小さな町の住宅を全部賄えるほどの発電力を兼ね備えているそうです。

また1リットル当たりの航行距離ですが、なんと2、3メートルですと・・・

 

23メートルじゃないですよ。

 

2メートル、か、3メートル。

 

なんとも燃費の悪いこと・・・笑

 

 

ま、地球の深部を調査して世の中に役立つことをしてくれているのだから気にしちゃいけないでしょうけどね。

 

 

さて、そのボーリング能力はいかほどに。

 

なんと船体から10000メートルの深部を掘削調査できるようです。

 

私も平面の10000メートルなら容易に想像できるんですが、垂直方向の感覚って全く想像が追いつきません。富士山より高いって・・・

 

約9.5メートルの鋼管パイプをねじ式でドッキングさせて掘り進めます。

 

10キロの場合1053本の鋼管が使われることになります。

 

凄いです・・・

 

さてさて、そんなレクチャーを受けてからは船内見学です。

 

いきなり6階相当の階段をひたすら上り続けることからスタート。

 

皆さん、呼吸も絶え絶えです。

 

最上階は操縦室。

 

先ほど述べた電動スクリューのコントロールは全自動でほとんど操作は不要とのこと。

 

物凄く精度の高いGPS位置を基に常に細かく船体をコントロールしているのでほぼ微動だにせず留まっているそうです。

 

 

操縦室を出て最上階へ向かいます。その途中のワンカット。とっても高いところにいるんですがあまり恐怖は感じませんでした。

 

 

で、その最上階はヘリポート。

 

このヘリポートは海上で留まり、探査作業をひたすら続けるこの船には無くてはならない施設でした。

 

それは船員の移動です。

 

船員さんの勤務は12時間労働し続けて12時間休み。

それを1か月続けて、1か月間丸々お休みという形態です。

 

その入替は全てヘリで行うそうです。

 

へー。

 

 

振り返るとボーリング調査の櫓(やぐら)が目前に。

 

 

写真中央にぽっかりと四角い穴が見えますか?

 

ここだけ船体に穴が開いていて、パイプを抜き差しする箇所となります。

想像通りでした。

 

 

お次はこの赤い作業服のお方が説明して下さいます。

 

船長と並ぶお偉いお方。

 

つまり、ボーリング調査のトップだそうです。

 

アルマゲドンのブルース・ウィリスですね、はい。

 

専門用語を織り交ぜ丁寧に分かりやすく説明する姿は、誇りをもって任務に就いているという雰囲気がヒシヒシと伝わってまいりました。

 

 

これが地球を掘り進める先端の部品。

確かビットと伺いました(記憶が薄れてすみません)

 

高温で、硬い地質を掘り進める部品でしょうからさぞお高いのかと、やはり凡人の疑問はブルース・ウィリスさん自ら「これ一個で高級車かるく一台買えます」と説明してくれました。

 

思わずスリスリ。

 

 

んでもって、ボーリングして採取した土を検査研究する部屋へ。

 

その採取したパイプはまずMRIで内部を診断。

 

病院で見かける普通の医療機器で検査していました。

 

その後は有毒ガスも含まれている可能性があるらしく、始めは防護服を着て窒素を充填した部屋で開封します。

 

磁気や様々な検査をして土質を調査し、将来の研究材料にしてゆくそうです。

 

この事業は世界各国協力のもとの展開していて、船員も海外の人が多かったです。ちなみに船内の共通語もすべて英語。

 

 

帰りの通路には色んな埠頭のタテが飾ってありました。

 

航行速度が速くないので海外には行ってないんじゃないかな。

質問すればよかったですね。

 

 

いやー、こんな機会は滅多にありませんでした。

 

私が将来乗船するなど万が一にもありませんが、非常に勉強になりました。

 

本当見学出来て幸せです。

 

ありがとうございました。

 

 

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