こんにちは。 朝日夢工房の朝日です。
ぐっと涼しくなり彼岸花も咲き、秋色一色です。皆さん体調を崩してはいませんか?
さて、私今週の木曜日、金曜日にかけて奈良県奈良市へと行ってまいりました。
所属する中小企業家同友会の青年全国交流会の大会です。
奈良は初めて。 新幹線で京都まで、近鉄線に乗り換えてから奈良駅まで、自宅から約3時間の旅路。
13:00から始まる全体会まで若干の余裕があったので京都で途中下車、三十三間堂を見学し「新福菜館」というラーメン店で昼食。有名店らしく11:00頃でも行列ができるほど。
定番ラーメンを注文し頂くと確かにうまい!
写真はありませんが一緒に頼んだチャーハンも味がしっかりとしていて美味しかったです。京都駅八条口側から徒歩圏内ですので皆さんもどうぞ寄ってみてください。
昼食をとり近鉄線に乗り込みます。
定番「せんとくん」のお出迎えを受け特急にて奈良駅へ。
13;00から分科会が開始され報告を聞きグループ討論を行います。終了18:30の間休憩二回。今回はテーブル長を任命されていたのでどっと疲労感。
分科会終了後は懇親会です。
今回の参加者は約1300名。会場目一杯でした。
翌日は記念講演で、講師は㈱鵤工舎、棟梁です。宮大工で全国の寺院の修理、改築、新築に携わる会社で法隆寺昭和大修理を手がけた名工西岡常一というお方の唯一の内弟子です。
テーマは 「不揃いの木を組む」。
内容はとてもスケールが大きく、深い内容で伝えきれません。ただ文化が守られている裏側にはこのような方々がいて、並々ならぬ努力をされているのが改めて理解できました。
実演で「ヤリガンナ」を披露してくれました。
現在のカンナでは研ぎきれない巨木。これを昔は槍のような柄の先に刃を取り付け、かんなとして表面を削って仕上げたそうです。
現在の「カンナ」ですら薄く木を削り取るのは難しいのに、棟梁はその小さな槍のような道具でオールを漕ぐような仕草で見事に薄く木を削り取ってゆきました。
こうして仕上げられた柱などは日が当たると微妙な陰影が出、深い味わいを醸し出すそうです。
そして錯覚を操る。遠めで見たとき違和感が出ないよう、微妙に柱を倒したり、梁を歪ませたりすることでバランス良く見える仕掛けを入れるのも勘と技。
当然一朝一夕には得られない職人技は寝る間も遊ぶ間も食べる時間さえも惜しんで選ばれた人間のみが到達できた域。
次元がまったく違いますが、本人は面白い愉快なおじさんでした!
会場は能舞台。
講演が終わる頃にはこの能舞台すら華奢に見えてしまったのは私だけではないと思います。
まだもう少し旅は続きます。
続編はのちほど!
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